アメリカのカスタムビルダーの技術は半端ない

世界中で多くの愛好者を抱えるハーレーの魅力の一つは、自由自在にカスタムすることが可能であるという点です。
カスタムする場合は、自分でやるのではなく、プロの技術者に依頼して行うことが一般的で、そのようにハーレーのカスタムを専門に行っている技術者のことをカスタムビルダーと言ったりします。

カスタムビルダーは世界各地に存在していますが、ハーレーの母国であるアメリカのカスタムビルダーの技術は世界でも指折りの水準です。また、彼らはメカニックとして優れているだけでなく、デザイナーとしても優秀で、オーナーが望むデザインを施してくれます。
なかには、メカニックではなくアーティストと呼んだ方がしっくりくるような人物も珍しくなく、彼らがデザインしたハーレーを使った展示会やデザインのクオリティを競うコンテストも頻繁に開催されています。

ハーレーのカスタムビルダーは日本にもいて、そのメカニックとしての力量はアメリカに勝るとも劣らない水準にあります。しかしながら、ことデザイン力にかけては本場に一歩及ばないのが実情です。
アメリカのカスタムビルダーは、著名な人になると億単位で収入を得ているケースが少なくありませんが、日本の場合はあくまでも技術者として扱われることがほとんどであるため、その収入はアメリカほど高くはありません。

もっとも、日本においても愛車のハーレーに高いデザイン性を求めるオーナーは増えてきていますので、いずれはアメリカのようにアーティスティックなデザインを施せるようなカスタムビルダーが出てくることは想像に難くありません。そのような状況になれば、日本も世界有数のハーレー大国の仲間入りをすることができるでしょう。