グリップ部分のメタルとラバーの特徴

ハーレーにカスタムを施す目的は走行性能の向上と外観を美しく仕上げることの二つに大別されます。
ハンドルのグリップ部分のカスタムはハーレーの操作性を向上させる効果がありますが、パーツの選択を誤ると却って扱いにくくなるので注意しなければいけません。ハーレー用のグリップはメタルとラバーがあり、それぞれ特徴が異なります。

メタルグリップは高額な物が多く、頑丈な作りになっているので長持ちします。
金属特有の光沢はハーレーの武骨で力強いイメージにぴったりなので、アクセサリー感覚で交換することも可能です。デザインも豊富なことから愛車のカスタムで個性を演出したい人には最適と言えます。

ラバーグリップは表面がゴムで覆われています。
柔らかいので摩擦に弱く、メタルグリップよりも寿命が短いのが欠点ですが、安価で購入できるのが魅力です。また、ラバーグリップは滑りにくく、しっかりと握ることができます。そのため、ハンドル操作の安全性を向上させるならラバーグリップが最適と言っても過言ではありません。温度変化もしにくいので、直射日光に晒されても触れることができないほどに熱くなることはほとんどありません。その一方でラバーは日焼けによる劣化で亀裂が生じることから、長持ちさせるにはできるだけ日光に当てないように注意することが大切です。
デザインもメタルグリップと比べると画一的な製品が多いことから、おしゃれ目的のカスタムには不向きと言えます。

ハーレーのグリップをカスタムする際は材質の特徴を把握し、目的に合致する製品を選びます。予算や耐久性、握りやすさなどを考慮して選ぶのが愛車を気持ち良く走らせるための必須条件であることは間違いありません。