女性がハーレーを運転する場合に押さえておくべきポイントとは

排気量750ccを超える大型バイクの魅力は、その大きな車体によってもたらされる迫力ある走行にあります。アメリカを代表するハーレーも同様に、大きな車体を自由自在に扱って走行する楽しさを味わうことができるバイクです。

ハーレーのライダーと言うと、一昔前であればその車体の大きさから男性が乗るイメージを持たれがちでしたが、時代の移り変わりの中で女性ライダーも増えています。とはいえ、男性に比べて小柄な女性が数百kgにも及ぶ車体を扱うのは簡単なことではありません。

ハーレーを上手に運転するポイントの一つが視野を広げる作業です。一見当たり前のことのようにも感じられますが、初心者の多くは緊張から目線が近くなる傾向にあります。排気量の大きいハーレーは必然的にスピードが速くなってしまうため、常に広い範囲の状況を把握しておかなくてはいけません。目の前を走っている車ではなく、数台先を見る感覚で走行をすると自然と視野を広げることができます。

大型バイクを乗る上で男性でも苦戦する人が多いのがUターンです。日常生活の中で利用する頻度が少ないことから、これをマスターしないままでいざ必要になった時に立ちゴケをしてしまう人もいます。
車体が大きいハーレーで安全にUターンをするにはリーンアウトを意識することが大切です。リーンアウトとは体をバイクの中心から外側に持ってくる動作のことを言います。これをすることで車体を傾けても転倒するリスクを最小限に抑えることが可能です。
この時に、一度の動作で回転させようとせずに、数回に分けて行うことが重要になります。